「バックスは強くなったのか」
2003年ドラフト8位、期待のPG、TJフォードを故障で早々と失ったバックスは30勝52敗でシーズンを修了した。フランチャイズプレーヤーSGマイケル.レッドは23ポイント、4.2リバウンド、35.5%3ポイント。SFデスモンド・メイソンは17.2ポイント、3.9リバウンド。バックスの弱点はリーグワースト3位のディフェンス。バックスは平均得点97.2点に対して失点は100.02点。これではいくら点を取っても勝てる筈もない。
今オフが始まるや否やバックスは補強を開始した。その訳はドラフト1位指名権をバックスが当ててしまったからだ。ドラフトNo.1候補のCアンドリュー・ボガットを指名し大黒柱を補強したバックスは、マイケルレッドをマックス契約で更新を素早く済ませ、クリッパーズから昨シーズンその才能を開花させたSFボビーシモンズを獲得した。
来シーズンのバックスは強くなったぞと思わせたが、今オフの大補強はバックスだけではなかった。蓋を開ければプレーオフに行けるかどーかというレベルで落ち着いてしまった。
PG、TJフォード、SGマイケル・レッド、SFボビー・シモンズ、PFジョー・スミス、Cアンドリュー・ボガット。ベンチにPGマウリス・ウィリアムス、SFデスモンド・メーソン、PFトニー・クーコッチ、Cダン・ガスリッチとなるだろう。デスモンド・メーソンがベンチとは贅沢である。
来シーズン、バックスがプレーオフにいけるかどーかの鍵を握るのは何といってもドラフト1位のボガットだろう。彼の評価はディバック並みだという事だが、ディバックと言われても「おー!」とはならない。センターをソツなくこなしシュートも正確なオーストラリア人という程度だ。昨シーズンのドラフト1位ハワードはそこそこ活躍したがルーキーオブザイヤーは2位のオカフォーが受賞した。さて今年のドラフト1位ボガットが新人王に輝く活躍をするのか、スポーツライターの方はかなり「?」らしい。
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