「感動!ザ・ガーデン総立ち!」
にわかニックスファンに一言
「ゲームは最後まで見るように。」
第4クオーターが始まってすぐに客は足早に帰り出す。もうアリの大群のように帰るのだ。プレーしているプレーヤーも戦意を失うほどの行列だ。しかしファンを帰らせているのはニックスだからしかたがない。これがいつものマディソンスクエアガーデンの風景だ。
しかし今日はそこからドラマが始まってしまった。
22点差あった点差をなんと第4クオーター残り4分で1点差にしたのだ。しかも今日の相手は現在パワーランキング1位のスパーズだ。ちなみにニックスは29位だ。
そしてザ・ガーデンは総立ちになった。何分総立ちになったかわからないが、パーカーがとどめの3ポイントを決めるまで力の限り応援した。凄まじい声援によりスパーズも冷静にプレーできなかったほどだ。
私の声もいっきに枯れてしまった。
私は未だかつて観客全員が総立ちになって応援し続けるシーンを見た事がなかった。
感動した。
あえて言うなら、もしも勝機があったとすればパーカーの3ポイントの後ニックスはTOを取るべきではなかった。ポポビッチのTOも意味がなかったほどニックスに勢いは十分にあったし、スパーズも点差はあったとはいえ動揺していた。あのTOはスパーズにとって最高のTOになってしまった。
そしてもう一つはザ・ガーデンのミスだ。あそこはズーっと「ディフェンス」と「レッツゴーニックス」コール連発すべきだった。ニックスのTOから音頭が止まった。あれはファンもプレーヤーもシラケたはずだ。
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