「ホームで初戦をはじめて勝つ。」
これが…あの…ペーサーズか…というぐらい、走れてましたね、今日は。
ということで、カンファレンスファイナル第1戦ヒート対ペーサーズは、なんとペーサーズが107-96でプレーオフで初めてホームゲーム初戦をものにした。
ところで…ペーサーズは強さを取り戻したのか?というと…よくわからない…
ヒートの素早いプレッシャーをもかいくぐるほど速いボール回しから、針の穴をも通すパスをゴール下に送り、ボールをキャッチしてからディフェンスをかわしながらのクイックなシュート…
それを何度も繰り返す集中力と精度…
ポイントはペーサーズのFT数である。FT試投数37本(ヒートはたった15本)
ペーサーズの中でもヒバートのFT試投数は13本。要はヒートはヒバートに対してファールをしまくっている。で当の本人のヒバートはシュート数13で成功5。と、ヒバートは決してヒートのゴール下の脅威だったわけではない。(ESPN等のリキャップでは評価高いですが…)
ヒートは、ヒバートの入るか入らないかわからないシュートを恐れ、ゴール下でボールを持っているヒバートにファールを繰り返したのである。ヒートにとって本当の脅威はウエストだったのに。ヒバートはチームのFG%を逆に下げているぐらいなのに…なぜ、あんなにヒバートの腕をバチバチたたきまくったのか…
ペーサーズの想定外のボール回しの速さにヒートは翻弄されてしまった…のだろう。
ジョージヒルの第1クオーターの意気込みに飲み込まれたのかもしれない…
ヒートは初戦勝たなければいけなかったし、少なくともスポールストラHCは勝てると思っていたであろう。あんなに悔しそうな顔をしているスポールストラHCを見た事がない。
強いて言えばカンファレンスファイナルへ辿り着くプロセスがヒートとペーサーズは違い過ぎた。波乱なく余裕で勝ち進み十分な休養と準備が出来たヒートと、自滅とはいえ常に劣勢&崖っぷちから勝ち上がったきたペーサーズ。しかしヒートの想定していたペーサーズと昨日のペーサーズは全く違っていた。結果…修正できずにヒートは敗戦した。
しかしヒートはあんな状態でもなんだかんだ言って7点差ぐらいまで追いついていたわけで…ヒートが2戦目どー対応してくるのかが楽しみである。が、次落とせばヒートの優勝は「ほぼ」なくなるであろう。ただペーサーズが昨シーズンのようにメディアにもてはやされて天狗になって立ち位置をわすれるプレーヤーが出てくればわからない…