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NBAファイナルのターニングポイント[コメント]
「ホームアドバンテージの偉大さ。」

11年振りに第7戦までもつれた、スパーズ対ピストンズの2004-2005NBAファイナルは間違いなく「伝説のファイナル」の仲間入りをした。そのファイナルを振り返ってみます。

ゲーム前各スポーツ誌予想スパーズ4-2ピストンズの前評判通り、第1戦からスパーズがピストンズのディフェンスをもろともせず快勝し、貫禄を見せつけた。
誰もが、ウエスタンカンファレンスの実力はイースタンを遥かに超えている、結局はウエスタンカンファレンス・ファイナルのサンズ戦が事実上のNBAファイナルだと思ったに違いない。それは第2戦でも、第1戦以上にピストンズが何もさせてもらえず破れた事によって、証明される形になった。

しかし第3戦デトロイトに戻ったピストンズはスパーズの第1戦と全く同じことをやってのけ、見事に復活を遂げる。がまだ、ただのホームアドバンテージで1勝しただけという程度の評価であった。が第4戦をさらに一方的に勝利したことからピストンズに対しての評価が大きく変わる事になる。

「ホームアドバンテージ」これこそが、このファイナルの大きな鍵になった。プレーヤーのパフォーマンスはスタジアムによって大きく変わった。

そしてファイナルの最大のターニングポイントが第5戦に訪れる。ロバート・オーリー、チャンピョンリングを5つ持つ男(このフレーズを何度書いたであろうか。)がホームアドバンテージで誰もが、ピストンズ有利を主張したデトロイトでの第5戦にディフェンスチーム同士の戦いらしからぬ、スーパープレーの連続でアウェイでスパーズに勝利をもたらす。そしてオーリー自身、神様ジョーダン、相棒ピッペンと並び、6つ目となるチャンピョンリングを手に入れることになる。

「もしも」があるとすれば、オーリーの3ポイントが1回でも外れていれば、もしもオーリ−がレギュラーシーズン通りの数字のプレーヤーだったら、ピストンズは第5戦を勝っていたに違いない。もしも第5戦ピストンズがホームで勝ち3連勝していれば、、、。それほどのプレーをオーリーはやってのけたのだ。「エンターテイナー」という言葉しか例えようがない元レーカーズらしい一瞬だった。この第5戦がファイナルの中でのターニングポイントだった。

第6戦サンアントニオに戻ったスパーズであったが、第5戦を機に立ち直ったわけではなかった。たぶんスパーズ自身も第5戦に何が起こって勝利したのかわからずオーリーのスーパープレーを呆然と見つめていたのだろう。さらに崖っぷちのピストンズが持ち前の根性と底力を見せつけアウェイで逆に勝利した。

ピストンズがプレーヤー全員のガッツで第6戦を勝った事によってスパーズが目を覚ます事になった。今考えると第6戦の激闘を終え、中1日での第7戦にもうピストンズのプレーヤーは体力・気力を回復させる事ができなかったのではないか。それはスパーズも同じであったが、スパーズにはファンがいた。サンアントニオSBCセンターに詰めかけスパーズの勝利を信じて応援したファンの声がプレーヤーを最後まで動かしたのだ。そしてスパーズはホームゲームに勝利し、ピストンズは気力を振り絞る事ができなかった。「ホームアドバンテージ」これが最大の勝因であり最大の武器であった。
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by hoopnba | 2005-06-26 01:12 | ●ニュースブレーカーズ | Comments(0)


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